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イラスト描いたり、本読んだりする人のブログです

非公開にされた動画たちよ

hideaki sasaoka 2023.9.15 NEW DIGITAL SINGLE 『羽化』release

 

笹岡くんがとうとうシングル出しますって。9月15日ですよ。produce101が終わって大体2年が経ちました。長かったのか、短かったのか。。大変嬉しいことです。

 

本題です。先日ブログで書いた文言が現実になったかもしれません。

sitibusayo.hatenablog.com

そして、年明けてから改名して新体制になったとのことなので、この2曲(「大袈裟じゃなくて」「I LOVE YOU TO」)歌うのも今というタイミングだけなんだろうなとも感じて、聴き納めしておかねば!との使命感もあったり。

笹岡くんのyoutubeチャンネルから過去動画が全て非公開にされました。5月のライブが聴き納めになったかどうかは明言されるようなことではないのでわからないですが、笹岡くんが過去動画を非公開したことは”もう歌わない”ことも考えられると思います。

(ただ、オリジナル曲なのでいつかRemixとかなんかで出ないかなーとは思っている)

 

笹岡くんが”作った曲全てが自分の思っていることではないですよ”と言っていましたが、状況から言ってもリリースされる「羽化」は今の笹岡くんにぴったりの曲です。1人でこなしていたあれこれも「羽化」(変わって)して、これからは周りのスタッフと協力してやるようになると思われます。

年明けてから新体制になったよ、とは告知されていましたがどう変わったのか表からは見えづらかったです。ただ、こうやって今までのものから明らかに変えてくると、変わるんだなと感慨深く、また寂しくもあります。

羽化した笹岡くんがまた、ILYTのような曲を歌ってくれることを願って。(オタクの願望なので無視してもOK)

そして、これからの笹岡くんめちゃめちゃ応援してますからね!!!!!!

hideaki sasaoka - live tour 2023 spring - 参加レポ

5/20(土)に開催された「hideaki sasaoka - live tour 2023 spring -」昼公演のライブ参加レポです。ネタバレありですので、ご注意ください。

 

今回はライブ”ツアー”なので大阪公演もあるみたいです。行けませんが!!東京の公演も昼と夜公演のうち、昼しか参加できませんでした。そして、笹岡くんのライブは11月ぶりです。4月にファンミがありましたが、ライブは半年ぶり。変わった感じとのことなので、どんなふうになるか楽しみにしつつ参加しました。そして確かにいい意味で変わっていたことを実感いたしました。。(大号泣)

”ライブツアーまであと5日!!
これまでとまた一風変わった感じのライブになるかなと思うので、観に来て下さい!😆”

 

会場はまたしても渋谷。11月の時にびびりちらかしてましたが、11月、4月、そして今回で3回目の渋谷。しかも昼間。大丈夫です。慣れたものです。ただ、めっちゃくちゃ人多くてあれ?ここは車道?歩行者天国?どうなの?というぐらい道いっぱいに人でした。会場が渋谷ばっかりなのは問い合わせ先にある会社が渋谷にあるからですかね?知らんけど。渋谷にライブハウスいっぱいあるんだなという知識が増えた。(いっぱいなのだろうか)

いままでは「para de casa」でしたよね。「マイスエンタインメント」の方が親会社なのかな?その辺の構造はよくわからないですが、ちょっとへ〜〜って思ったので書いておきました。

miceentertainment.com

 

今回もスタンディングかと思いきや、丸椅子設置!!なのでキャパは100人くらいだったかな。ライブ時間中はずっと立ちっぱなしでしたが、開演するまで座って待てれたのは嬉しかった。いくらディズニーのショーを立ちっぱなしで待つ修行を行なっている私でも、結構大変だからね。ライブ中はテンション上がって余計疲れるのかもしれない。

 

そして、やっとライブの内容レポです。前段が長い。

1曲目は「羽化」から始まりました。正直最初、”なんか聞いたことあるな〜〜、なんだったかな〜〜配信されない新曲〜〜”というようなふんわりとした感じでノリきれず、始まった!やった!のテンションでいたらMCまでの数曲が終わってました。

MCでは音楽活動できるのはファンの皆様のおかげです(ニュアンス)みたいな語りがあり、「大袈裟じゃなくて」「I LOVE YOU TO」がありました。この流れは泣く。周りの目がある場での涙腺は強めなので、実際に涙は流れませんでしたが、泣いてました。なんか本当に、音楽活動してる笹岡くんを応援できてよかった・・!って思っちゃいました。プデュ終わってから色んな道があった中でこうやって応援できるなんて、まじで奇跡ですよ。笹岡くんはファンに感謝してますが、笹岡くんが選んだ道の結果なんですよ。。(※脱線するので後述)そして、年明けてから改名して新体制になったとのことなので、この2曲歌うのも今というタイミングだけなんだろうなとも感じて、聴き納めしておかねば!との使命感もあったり。とか思っててもツカメ(produce 101 japan seson1のテーマ曲)はまだライブで歌ってるみたいだから(2023年のラポスタ)知らんけど。ですが。

そしてレクリエーションあったり数曲歌ってからの、2回目の「羽化」もありました。MCで”変わりました。”の笹岡くんの語りを聞いてからの羽化はもう、盛り上がりました。2回目の披露なのでよりわかってて聞いているし、そういうことなのね!そういう羽化(変化)!!よね!!と頷きながら楽しみました。

ラスト曲「これから」も笹岡秀旭が終わって、hideaki sasaokaがこれから始まるんだな、という曲に感じられて涙。頑張って。hideaki sasaoka頑張って!!!とりあえず、これらの新曲の配信お願いいたします!聴きたい!!

声出しOKのライブが初だったので、コーレスがあったり、曲の一部分をお客さんに歌ってもらう場面があったりしました。笹岡くんに”歌って”とマイク向けられてみんな歌えてたの強い。。あ、笹岡くんの曲聞いてるの私だけじゃなかった!とか当たり前のことに感動してました。

 

ライブ後はツーショット撮影タイムがありました。私は「purple」があるかなーと思って、紫色のTシャツ着て行ったので、笹岡くんにわざわざ”紫のTシャツ着てきました”と進言したりいたしました。ファンミでのツーショット撮影でまともに喋れなかったことを1回経験していたからちゃんと喋る内容考えていきました。笹岡くんから話題降ってくれるとテンパってまともに返答できないので、己から話題を振っていきました。いけいけドンドン。

ちなみに「purple」ありました。笹岡くんの持ち曲すべて披露されることはなかったので、セトリに入っていてよかった。本当に助かった。(話題がなくなるところだった)

 

以上、思うまま書いたライブレポでした。非常に読みにくいですが、めっちゃ楽しかった!ということが伝われば嬉しいです。

 

2022年11月のライブレポ

sitibusayo.hatenablog.com

 

※脱線するので後述、とした部分の続きです。

日プ中もわかってましたが、自己プロデュースがうまいですよ。ファンが求めてるものと、自分がやりたいこと、やってはいけないことのラインの見極めがものすごくうまい。ファンからしてみれば、これほど安定した人を応援するのは、純粋に笹岡くん本人を応援することができて楽しいです。人間誰しも間違いは犯しますが、さすがにコンプラ違反とか非常識な言動とかがあるとどうしてもね。。離れてしまうよね。。(経験則)

コミティア144 参加レポ&売上

2023/5/5に開催されたコミティア144に参加しました。5月のいい陽気かつ、GWで大賑わいでした。スペースもコロナ前と同様にくっつく形になっていて徐々に人手がもどりつつあるなと感じました。カタログも12時台に売り切れてて勢いが凄かったです。

今回は新刊がなかったので、全て既刊でした。会場は盛り上がりに盛り上がってたので、売り上げがそれなりに多かった方がたくさんいそうな気がします。私はですね。後述します。

 

戦利品です。両隣の方の本を買ったり、ファンタジージャンルの本を物色したりして本を色々買いました。全部当たりだった。全部好きでした。

開催中に読み切ったので、隣のスペースの方のは本の感想を伝えたりしてました。文字で書くと面白かったです!の一言になるんですが、対面で伝えるとこう、ニュアンスで伝えることもできたり対話で感想を言えるのですごくするする言葉が出ました。ちょっとだけ制作の話も聞かせていただいたりして面白かったです。

 

そして、売り上げですね。

最低の136回と同数でした!!!!!!136回の時ってコロナで入場者も絞ってるし、サークルも絞ってるしで全然人がいなかった時です。人が増えても己の本を面白いと思ってくれている人が増えていないので変わらず低空飛行です。もっと精力的に同人活動せねばならぬのだろうなぁ。。思えば118回までが一番SNSへ露出する機会が多かったし、コミュニケーションとろうとしていた。

人が増えたところでスペースを見てくれる人は、たいして変わらないのかもしれないという学びを得ました。

 

最後に今日はこんな感じの設営でした。ポスターに漫画のコマとお品書きをつけてみました。効果があったかどうかは定かではないですが。。もう設営は手慣れたものです。

 

通販の案内です。

BOOTH:https://sitibu-chick.booth.pm/

とらのあなhttps://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/app/catalog/list?searchActorName=%E4%B8%83%E6%AD%A9%E6%B2%99%E4%BB%A3

 

コミティア144 参加します

5/5に開催されるコミティア144に参加します。

スペース:つ50bです。

 

新刊はありませんが2023年冬に発行した本や既刊を持っていきます!

今回は結構申し込みがあったようなので、盛り上がるのかな!?どうなのかな!?とちょっと楽しみにしています。そんな時に新刊出せなくてちょっと残念ですが、趣味に割ける時間がなかったのでしょうがないですね。既刊が増えすぎてもしょうがないですしね(言い訳)

では、当日はよろしくお願いいたします!

 

2023/3/31までに本を1000冊読む目標の達成

目標達成

2023/3/31までに本を1000冊読む目標をたてて、期間内に達成しました。

このとおり↓です。1000冊読み終わってからも数冊読んだのでキリ番をスクショしそこねてます。

 

1000冊目

記念すべき1000冊目は『プラダを着た悪魔』です。かの有名な映画の原作です。

1000冊目は何にしようか迷っていて、最近好きな児童書を書かれている菅野雪虫さんにしようか、それとも文学小説を書かれている千早茜さんの『しろがねの葉』にしようか、それとも私の好きな恋愛小説でさくっと更新するか。。結局これのどれでもなく、何度も何度もみた映画の原作を読むことにしました。

原作の評価としては、やっぱり映画の方が好きだなという感想でしたが、読み終わった後はは自分もピンヒールをカツカツさせて強くしたたかに、ピンと背筋が伸びる気持ちになりました。1000冊目として、とてもぴったりな本でした。

 

達成までに読んだ時間

1000冊読むまでに10数年かかりました。ただ、読んでる時間だけで言えば、児童書やライトノベルは1冊1時間〜1時間半くらい、それ以外も2〜3時間ですぐに読み終わったので、めちゃくちゃ時間がかかるかといえばそうでもなかったりしました。ただ、全く読まない時期も挟んだりしていたので10数年かかった感じです。

 

1000冊読んで感じること

1000冊読めば面白い/面白くない本にたくさん出会いました。面白くない本の方が少なく、面白い本にたくさん出会えました。ただ、たくさんではありますが、思っていたよりも少ないとも思います。

  • 星5:お勧めしたいくらいに面白かった
  • 星4:面白かったけど、お勧めするほどでもない
  • 星3:普通(それ以上でもそれ以下でもない)
  • 星2:面白くなかった
  • 星1はつけてないです。(星1だと、唾棄すべき/読むに値しない本ぐらいの評価になる。商業の本でそんな本は滅多にないかなと。)

なぜなら、自分の好みであるジャンルの本ばっかりを選んで読んでいたにもかかわらず、星5になるほど面白かったのは2割だけでした。自分の好みでない本も読み出すと1割にも満たなくなるかと思います。"2割面白い本があった"という数字が多いのか少ないのか、人によると思いますが、私は少ないと感じました。

自分の好きがはっきりしているのに、読むまでわからないの結構辛いなと。面白くない本も延々と読み続けなければ判断がつかない。。漫画みたいにすぐに好みかそうでないか判別できればいいのにと無理なことを思ったりもします。。漫画だと1〜3話読んで大体好きかそうでないかわかる気がします。その時間およそ15〜30分。本はサクッと読めないのが辛いところです。

 

本の良きこと

本は漫画よりも圧倒的に1冊の密度が濃いですよね。漫画だと10巻かかっても終わらなさそうな話でも小説だと1冊で終わる。その濃い〜〜話の厚みが本の魅力なような気がします。(映画やアニメだと10時間超えてかないと本1冊全てを映像化できない(予想))

動画やアニメ、映画を2倍速、3倍速で消費したり、短い動画を何百本も見るみたいな、消費スピードがえげついくらい早いエンタメ界ですが、本が一番短い時間で濃密な体験ができるような。と思いました。ただ、前述したとおり当たり/外れを判断するまでに時間がかかるので、疲れてしまう部分もあるっちゃありますね。

 

2022年に読んだオススメ本紹介

今更ですが、2022年に読んだ本の中でオススメの本を紹介します。2022年以前に刊行された本も含まれますので悪しからず。

 

 

ファンタジーのDNA / 荻原規子

そうそうそうそう、と頷きながら読みました。荻原さんの本は何度も読み返すくらい好きなので、荻原さんが「良き」と思うポイントがまさにヒットでした。
紹介されている本のうち知らない本も色々とあったので、何個か読んでみようかと思います。

荻原さんのファンタジーの根っことして最初に挙げられていた「少年少女世界名作文学全集」は私も読んだことありました。祖母の家にあったので、暇つぶしに面白そうなのを何冊か読んだだけなので全てではないですが。
名作と呼ばれる文学を小学生の間にぐあっと纏めて読めたのはすごい良かったなと、今思いました。今でも内容を覚えてますし、大人になってからそういった名作たちが実写映画化されるのを楽しんでます。(若草物語レミゼラブルetc)
詳細感想はこちら

sitibusayo.hatenablog.com

 

シロガラス / 佐藤多佳子

シロガラス1 パワー・ストーン

 

発売日 : 2014-09-25

 

上橋菜穂子さんが対談されていて、そこで紹介されていた本です。小学生男女が活躍する児童書です。神社と神事に関わる子供達に力が顕現し、神社に現れる不思議(青い光やカラスの異人とか)に巻き込まれて巻き込んでいく話です。日本の不思議で恐ろしい部分と子供たちの成長物語がうまくかみ合わさって、ファンタジー好きの私にはたまらない本です。まだ完結していないので、追いかける所存。

 

世界のはての少年 / ジェラルディン・マコックラン

これが児童書で良いのかと思うくらい過酷で辛い話でした。サバイバル物ですが、岩と鳥の島の狂気でした。
最初は大人が信仰で子供たちを支配しようとしましたが、過酷な環境下では救いにはならず、主人公の空想物語で明るい世界を夢見て頑張って踏ん張っていました。最後、故郷の島に戻った時の仕打ちはあまりにも悲惨でした。。ただ、最後はほんの少しの救いがありました。良かった。。

児童書つながりでこちらも。実話をベースにした児童書です。"事実は小説より奇なり"をまざまざと見せつけられる話でした。

 

天山の巫女ソニン / 菅野雪虫

これを忘れてはいけない。最強に良い児童書でした。

sitibusayo.hatenablog.com

 

 

言霊使いはガールズトークがしたい / 白洲梓

威風堂々悪女の続刊じゃないの?!と思い、あまり期待せず読み始めましたがめちゃくちゃ面白かったです。続きがありそうな終わり方だったので、続刊も期待しています。
中学まで学校に通わせてもらえてなかった言霊使いが高校はいかせてもらった。最初は普通に友達作って部活頑張って、時々言霊で痴漢を撃退したりして。恋愛も始まりそうな感じで微笑ましく読んでました

後半に明かされる、主人公の力について今後が気になる作品です。高校の青春恋愛面としても大変良質で、もどかしくもたまらない話です。"言霊を使う"というファンタジー面でもパンチのある設定で非常に続きが気になります。

詳細感想はこちら

sitibusayo.hatenablog.com

 

後宮の百花輪 / 瀬那和章

著者 : 瀬那和章
発売日 : 2021-09-09

皇后を選ぶために4州と皇領から有力な貴族から1人ずつ選ばれ、貴妃となって皇后になるために競う(百花輪の儀式)話。北領州の侍女が声詠みという古い"物"や思いの強い"物"の声を聞くことができる。仕える北領州の貴妃は最初は引きこもりで百花輪で競い合う気はなかったけれど、侍女の助けもあり、皇帝のことを真に恋する乙女として徐々に頭角を表していきます。

先日完結し、それを読んで大変満足なラストとなりました。後味としては「後宮小説」のちょっと悲しいけど、それでもたくましく生きる妃たちのパワーに泣き笑いするみたいな気持ちです。アニメ版の「雲のように風のように」のタイトルのような終わり方でした。

 

龍ノ国幻想 / 三川みり

著者 : 三川みり
新潮社
発売日 : 2021-08-30

龍に選ばれたものが皇尊(王様)となる世界。律令により異端と呼ばれる者(主人公自身も含まれる)の扱いを変えるため、皇尊を目指す者の話です。

リアルに龍に選ばれますし、男女逆転物語です。とりかえばや物語ではないですが、そういう形で性別を偽っている者が主人公です。まだ完結していませんが、重要人物の性別はまだ偽ったままなので、その人のネタばらしの過程と、主人公の皇尊としての足掻きや恋愛面も盛りだくさんの要素があって大変楽しく面白い話です!!!

 

以上、オススメ本でした。これらの本のうち、どれか1冊でも読んだことある人と肩を組みたい。肩を組んで酒を酌み交わしたい。

 

 

言霊使いはガールズトークがしたい 感想

白洲梓さんの「言霊使いはガールズトークがしたい」の1巻感想です。おそらくこれは続くと思うので、巻数を書いておきました。(連番じゃなくて、タイトル変わっていくシリーズだったらどうしようかね)

白洲梓さんは「威風堂々悪女」を書かれている方で、継続中の「威風堂々悪女」の刊行ペースも落とさないまま新しい話を書けるのって相当筆が早いな、と思わざるをえません。ファンとしては嬉しいので、無理ない程度にどんどんお願いします。大変嬉しいです。

 

言霊使いで、"言霊"を使うと言ったことがその通りになる力を持つ女子高生が主人公です。その力ゆえ、今まで学校に通わせてもらえなかったんですが高校3年間限定で通ってOKと家から許可もらって通う。というお嬢様です。なので、ちょっと世間とずれた子で、人付き合いがたどたどしい。でも、タイトルにあるようにガールズトークをしたいんだ、というささやかで微笑ましい願いだけを心に、言霊に気をつけつつ学生生活を楽しむやつです。

 

以下、ネタバレ感想です。

 

表紙とタイトルからしてうーんまあ、女子高生が言霊使ってなんやかんやするんだなー、あまり話が見えないなーと思っていた私でした。「威風堂々悪女」の続刊じゃないのは残念至極だなーと思っていた私は愚かでした。「言霊使いはガールズトークがしたい」はめっちゃ面白いです。

最初は普通に友達作って部活頑張って、時々言霊で痴漢を撃退したりして。恋愛も始まりそうな感じで微笑ましく読んでました。
後半「言霊で時間を戻す」ことをして、発する言葉全てが実現してしまう強大な言霊使いであることが読者に明かされました。これからその爆弾がどう展開していくのか楽しみです。よくよく考えれば主人公が誰かを好きになったとして、それで好きな人が自分を好きになればいいのに、と呟いてしまうだけで現実になることに気づきました。鬼やばい設定。

恋愛面のことを細かく感想言いたいんですが、「婚約者→主人公←先輩1←先輩2」みたいな感じです。ちなみに決して逆ハーレムではないです。主人公は己の力を十分に理解しているので婚約者と恋愛感情はなくても結婚することを了承しているのです。なので、「主人公←先輩1」はほぼ当て馬感がありつつも、でも恋愛関係になってもいいじゃないかと思わせるほど、いい感じなんですよね。たまらんではないか。

ちなみに主人公は恋愛よりも女友達を作ることや部活を頑張る方面に一生懸命で恋に関しては自分に起きないと思ってる節がありました(婚約者いるし)

 

白洲さんの描く恋愛が大変、私好みでして、良い性格した女の子が好かれる話が多く、ひたむきに頑張ったり、他人を助けてしまったりと優しさもあり。そして主人公の友人がリアルなんですよね。人間関係がリアルとでも言いましょうか、テンプレではない。

気があって、一緒に友達になったんだろうな、という雰囲気を作るのがうまい。言霊でもクラスではうまく馴染めないのが、部活で同じ楽器をやる子は強制的に話をするようになるから仲良くなったり。そうだよねぇ、全部が全部うまく人間関係作りきれないよねぇ。とわかってしまう。(最近、気の強い女子、ふんわりかわいい女子、間をとる空気をよく読む子のグループの話を読んで、実際はそんな真逆な子同士はつるむことなく似た者同士、何かしら部活や繋がりがあるものだと思う)

 

ということで、続きが楽しみな本の一つになりました。この記事読んだ人も是非読んでみてほしいです。

 

威風堂々悪女の感想。オススメなので紹介する機会があったらすかさず紹介したい。

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