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イラスト描いたり、本読んだりする人のブログです

コバルト文庫を久しぶりに読んだ

コバルト文庫を高校生の時ぶりに読みました。いわゆる少女向けの小説レーベルです。今ならライトノベル(少女向け)と言った方がわかりやすいかもしれない。

私の母の世代が一番盛り上がっていたのでは?と思います。なので、私が最初に読んだのも母が持っていた本からでした。もうタイトルも忘れてしまいましたが、唯一何度も読んだのが「なんて素敵にジャパネスク」と「ざ・ちぇんじ」でした。

え?昭和?発刊なの…相当古い…それくらい前ですが、色あせない面白さです。

ちなみに、「なんて素敵にジャパネスク」は創作ですが、「ざ・ちぇんじ」のほうは、とりかえばや物語をベースに氷室さんらしいつくりにしてとても楽しい本です。

 

前段が長くなりました。本題に入ります。母の蔵書を読んで以降コバルト文庫には縁がなかったのですが、ここ2年ほどハマっているレーベル「オレンジ文庫」に出会ったことで、コバルト文庫を読むことになりました。

オレンジ文庫」ではるおかりのさんが「後宮シリーズ」が面白くて、特集サイトを眺めていたらどうやらコバルト文庫でシリーズ化していたことを知りました。しかも10冊も出てる。

cobalt.shueisha.co.jp

最初は、コバルト文庫を読んでも面白いと感じないだろうと思う年齢になっていたので、読んでませんでした。でも、オレンジ文庫で出ている後宮シリーズ2作目を読んで、やっぱりこの方の本は面白い。と思ったので、物は試しに読んでみることとしました。

後宮シリーズ2作目。表紙絵がすっごい好み)

 

ということで、早速コバルト文庫の「後宮詞華伝」と「後宮詞華伝」を読みました。

一番最初に思うのが表紙絵と挿絵。いやこれぞコバルト文庫ですよね。少女漫画から飛び出てきたような女子と男子。オレンジ文庫とのテイストの差に若干たじろぎつつ、さくさくと読み進めました。

話の内容としては、オレンジ文庫よりも用語が少し優しいし、恋愛が甘めです。それ以外の設定や文章の読みやすさ、テンポは普通に大人でも面白く読めます。ただ一つ気づいたことがあるのですが、恋愛においてコバルト文庫は「キス」までしかしないってことにふと気づきました。キスがゴール。キスで物語はEnd。漫画雑誌のマーガレットや花とゆめ、Kissはもっと先までいきますよね。これが、少女小説かと。りぼん、ちゃおの世界線より少し、主人公たちがお姉さんな設定なだけ。

改めて、少女小説ってこういうものなんだと、大人になって改めて認識しました。それを言いたいがためにつらつらと書きました。結論までが長い。

「キス」より先にふみこんだ恋愛小説を読むにはハーレクインを習得するのが良いかもしれないですね。小説は読んだことないですけど、漫画ならあるのでなんとなく想像がつきます。

 

私が創作で恋愛漫画描こうとしたときには多分、コバルト文庫風味なのが出来上がるかもしれません。もしくはオレンジ文庫くらい。(どうでもいい)

 

話がそれますが、私の「源氏物語」の最初が「あさきゆめみし」だったように、「とりかえばや物語」の最初は氷室さんの「ざ・ちぇんじ」でした。とりかえばや物語は面白い話なので、田辺聖子さんの本や、さいとうちほさんの漫画もおすすめです。

源氏物語も色々読んで、こういうのがおすすめという記事も書きました。

sitibusayo.hatenablog.com

 

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