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ターミネーター2みたいにロボットが暴走する映画はもうSFじゃなくてファンタジー映画

ターミネーター:ニューフェイトが公開されましたね。ということで久しぶりにターミネーター2を観たくなったので昨日観ました。

やっっぱり名作と言われるだけあって中だるみもなく、最初から最後まで飽きることなく、めっちゃ楽しんで観れました。1991年公開で、ウルトラマンとかゴジラのようなちゃちさもあったのもなんだか懐かしいし、カーチェイスが凄いのよね…人間じゃ絶対できないクレイジーなことをするのも、ターミネーターの面白かったところ。

ターミネーター2でチップを消し去ったから、現時点のロボットはターミネーターまでいってないのかなとか妄想してみたり。

 

もう今はロボットに恐怖心はない?

ターミネーター2は制作当時はロボットは人間が制御できなくなって暴走したりするんじゃないかっていう漠然とした恐怖が一般的にあったからこそ、作れたんだと思いました。(1,3は観たけど覚えてないし4は観てないんですすみせん)

今、現時点の一般認識はロボットは人間をロボットの意思で殺し始めたりはしない、というふうになったと感じています。

そうなると、ロボットが反抗したらこうなっちゃうかも!みたいな不安とワクワク感で観れなくなります。リアルな恐怖が無くなってしまいました。ロボット反抗モノは全てファンタジーとしてしか作れなくなったし、観れなくなってしまったと思うんです。

 

SFを作れなくなった?

科学が進んで、暗闇に明かりがともってお化けが消えて、ロボットは反抗しなくなって、宇宙で音は出ないし戦艦で戦争しないし、火星に植民してもサバイバルで住み着くところでないし、宇宙人もでてこない。と大体科学的に証明できることが増えてきて、漠然とした恐怖や妄想が減ったように感じます。そのせいで、おかげで?SF作るのが難しくなったんじゃないかと思います。未来の科学世界を想像するなら現時点の科学を踏まえる必要があるから。

科学的根拠を無視しだすとファンタジーなオリジナル世界という位置づけになる気がする。

ちなみにSF小説書いたら考証しだす人もいて書くハードルが高いってのも信憑性があるかどうかわからない噂で聞きました。あれ、それ私もそうなのか…???

 

SFを観たいけど、ファンタジーが多い

最近、超人が活躍する映画か、昔からのシリーズSFしか作られてないんじゃ無いかと感じています。私の観測範囲内では。

理由としては、世界共通の漠然とした恐怖対象が無いからかなと。だから、科学的に進歩した世界を想像して課題にしたり対決したりする、映像化する題材がない。

題材が無いから、もしこんなことがあり得たら〜どうだろう?みたいなことから始まって、現実成分の多いファンタジー映画になったりするのかな。

 

ゴジラに関しては、未だにあちこちで新種の動物が発見されているので、人が踏み入れない場所にいるって信じてます。ただ、そもそもゴジラはSFなのか?

 

以上、まとまりきらないターミネーター2の感想でした。そもそもSFじゃないっていうご意見は受け付けてません。

 

追記

記事を書き終わってから、現時点の恐怖対象は、破壊力がありすぎる核と、スケールでかすぎの地球環境問題なのかなと考えました。そうするとゴジラってすごい映画だな…感想書けないよ…