今月は頑張って更新してると思いません?わたくし。なぜって。落書きのストックが溜まってるから。
この絵で尽きましたけど、また土日にでも描こう。
あああと、来週十二国記の新刊発売でテンションが上がってるのでね。
今まで読んだ本の感想とかたまってたのもありますし。前回記事は、ローマに盛り上がりすぎました。
最後のほう言葉遣いがぐっちゃぐちゃになってしまった(笑)
内舘牧子さんの「十二単を着た悪魔」読みましたー(十二国記って打ちそうになった)
評価が結構良かったので読んでみた次第。
源氏物語の世界に、現代の就活に失敗した若者が入る話。
主人公は弘徽殿女御側に付きます。源氏物語のあらすじ本を持っていたので先見の明あり→重宝される。
作者が叫んだのは弘徽殿女御は1000年生まれるのが早かったそう。
ものははっきり言うし、政治には首をつっこむし、女が女であるようになよっと守られるだけの人でなかったという解釈です。
入内なんてのは帝の元に嫁いで、あわよくば息子を産んで帝にさせようという下心があるにも関わらず、
桐壷の更衣なんてのは、怖いわ怖いわと言ってるのが気に入らなかった。って…弘徽殿女御いわく。
気が強い女の人すぎたってことですねーその点更衣は守ってあげたくなる女子のTopに立っていたと思われます。
主人公も最初は戸惑ってたものの結構すぐに慣れて、結婚までしちゃうという。
子供も生まれそうになったけど、妻子ともども出産のときに亡くなってしまいやした。多分、物語の中なのでそれ以上の人物は出来ない仕様になってるんでしょう。
あと大事な点が、主人公はめっさ出来のいい弟がいてコンプレックスを持っているってとこです。
わかりやすい例だと弟京大医学部、兄2流大就活失敗。弟モテモテ、兄普通。みたいな。
そういう主人公だからこそ、弘徽殿の息子一の宮と更衣の息子の二の宮(源氏)の兄弟関係が人事には思えなくて。出来の良すぎる弟を持つ一の宮に大分肩入れします。
まあやっぱりなんだかんだ言っても源氏はいい男なんです。でも、出来のいい奴でコンプレックスなんてないだろうと思われてても、あるんです。
そういうことに主人公は気づくんですねー
源氏には学がないんだと。学校で勉強するような学ね。教養のほうでなく。
兄弟間のコンプレックスほど、嫌なもんはないなーと思いますわほんと。わかりますもん
他人に対するコンプレックスは隠せるなら隠し通せる気がするけど、兄弟なんて切っても切れない縁があるわけですし。どうしても一緒に住む時期があるわけですし。
嫌でも見える。
自分のことを能力のあるやつだとわかってたり、ここは負けねえっていう部分があれば、そういうコンプレックスがあっても嫉妬はしても軽いだろうなーと。ある本で言ってた
うーん。評価としては星4つです(5段階で)
面白いけど、あれば読んだらいいと思います。ぐらい。
なんせ源氏物語を知ってる身としては、新しい解釈は面白かったけど説明がたるいところもあったし。
読みやすくていい本だと思います。
あっそういや風立ちぬに使われる曲の「ひこうき雲」って昔から知ってる曲でした!
確かにあってる。これ聞いたらこれしかないと思うかもしれないかもかも
拍手ぱちぱちありがとうございます!!
あんがとおおお!